慢性胃炎の状態では、症状が全くない人と、胃の痛み・もたれ感・不快感等の症状が現われる人があります。一部の方は、感染時に急性胃粘膜病変(AGML)という急性胃炎をおこし、激しい痛みをともなうこともあります。
潰瘍の原因は、ピロリ菌だけではなくストレス・体質などの複数の要因が重なって発症に至ると考えられます。
一度潰瘍になると、くり返し潰瘍をおこすことが多いようです。
こういう場合は、除菌療法の適応になります。
慢性胃炎の方で症状の無い場合は、当面は様子をみていいと思います。ただし、胃癌検診は定期的に受けてください。