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大腸がんは近年ふえてきている癌のひとつです。 特に女性は大腸がんが、胃がんを抜いて、がん死亡率の1位となっています。 食事の欧米化、高脂肪、高カロリー食、アルコール、肥満などが誘因です。

大腸がんは大腸内視鏡(大腸カメラ)で早期発見、早期治療が大切です。早期の段階で治療を受けると90%以上根治できる病気です。 大腸ポリープ(腺腫)があれば、大腸内視鏡カメラでポリープを切除しておくことで、将来ポリープが大腸がんに進行することが予防できます。

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査

「内視鏡」という管状のカメラを使って、腸の中を見る大腸癌検診。現在、内視鏡検査は専門施設での施術では必ずしも苦痛はありません。 当院でもできるだけ楽に精密な検査が受けられるように努めています。 当然ながら、初めて来た当日に受けることは出来ません。 内視鏡検査は、診断と治療が一度にできるという点では、画期的な検査方法といえます。

大腸内視鏡検査の方法

より安全で楽な大腸内視鏡検査を目指して、当クリニックでは一人法にて行っています。 通常、回盲部への到達時間は3~5分です。

大腸内視鏡検査の対象になる方

大腸癌の場合、遺伝要因が疑われてい流ので、血縁で3親等以内に大腸癌の方がいらっしゃる方は、 検便よりも内視鏡検査を勧めます。 自覚症状は、血便、急に便秘になった、便が細くなった、便に血がついていた等です。

苦痛がない検査を

検査時には安全性に配慮して血管確保し、丁寧に挿入することはもちろん、鎮痛、鎮静剤を使用することで、出来るだけ苦痛の除去に努めています。

検査でポリープを診断

検査中の全身状態を把握するため、心電図・脈波・経皮的酸素分圧測定を行っています。内視鏡でポリープを取るべきか否かというのは、かなり専門的な知識、技術、そして豊富な経験を重ねた見る目が必要です。

癌やポリープの治療は3段階

1段階目は内視鏡で除去する方法。
次は、腹腔鏡を用いて腸の一部を切除する方法。 3段階目がお腹を開けて完全に腸を切り取る従来の手術になります。 

炭酸ガス(二酸化炭素)送気システムの使用

検査後に体内に残った炭酸ガスは消化管で自然に吸収されやすいため、お腹の張りが自然ととれ、気分が悪化することがありません。検査後の不快感もより早く解消できるため楽に検査を受けることが出来ます。

大腸がんについてのよくある質問

大腸がんについてのよくある質問 

  • 1. 健康診断・人間ドックで便潜血が陽性であった方
    2. 最近、痛みもないのに便に血が混じっていた、または血がついていた方
    3. 最近、急に下痢や便秘になったり、下腹部に痛みの続く方
    4. 兄弟・両親など身近な血縁者に大腸がん・ポリープが発生した方

  • 大腸がんの場合、遺伝要因がかなり疑われていますので、血縁で3親等以内に大腸がんの方がいらっしゃる人は、検便よりも内視鏡検査を受けることをお勧めします。大腸がんの自覚症状は、「血便」、「急に便秘になった」、「便が細くなった」、「便に血がついていた」などです。

  • 固い便が出て痛みと同時に出血した場合は、切れ痔と思われます。一方、はっきりとした原因もないのに出血したときは、精密検査が必要です。

  • 便潜血陰性であっても安心はできません。

  • 現在は以前ほど苦しくありません。挿入技術の進歩と内視鏡の改良により、検査は楽になっています。大腸内視鏡は、熟練した専門医に検査を受けると、ほとんどの方は苦痛なく終わります。(通常の検査時間は、10~15分です。)